戦争の傷を癒してくれた『戦争と平和のための祈り』 2014.08.15 Oさん(80代・女性) Tweet この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第256号より転載し、編集を加えたものです。 沖縄戦の苦しみ 私が19歳だった昭和20(1945)年4月1日、沖縄戦が始まりました。当時夫は軍に徴兵されて県南部におり、私は疎開(そかい)して中部の村に。 しかし米軍が村のすぐ近くに上陸してきたため、私は長男を身ごもり大きくなったお腹を抱え、1歳の娘を背負い、家族と一緒に北部へ逃げました。 米軍と日本軍の間では激しい戦闘が続き、6月23日に沖縄戦が終結、本土も8月15日をもって米国に降伏しました。 一時的な失明 終戦から2ヵ月後、私は長男を出産しました。新しい家族も加わり、夫の帰りが待ち遠しい毎日。しかし、噂では、夫の部隊は全滅したとのこと。「そんなはずは……。捕虜になって、ハワイにでも行っているに違いない」と自分に言い聞かせるものの、不安は増す一方です。 その後、長男を流行病で亡くし、戦後の生活苦、行方不明の夫への不安も重なり、私は一時的に失明しました。医者には、「精神的なものが原因」と言われました。 「お母さん、戦争はもう終わったんだよ」 戦争が終って10年経っても、夫の消息は全く分かりません。 かといって生還を諦めることもできず、大陸から到着する引揚船の乗員名を読み上げるラジオに、毎日耳を傾けていました。 そんなある日、国から1枚の通知が届きました。 「まさか! そんな……信じられない」 そう思うものの、死亡を意味する「除籍(じょせき)」の欄には、まぎれもなく夫の名が記されています。 それ以来、私は戦争の夢を見てうなされるようになりました。 ある時は、娘に「お母さん、戦争はもう終わったんだよ!!」と強く揺さぶり起こされたこともありました。 沖縄の地に手向けられた偉大な慈悲 この苦しみが癒されたのは、沖縄正心館に娘と訪れ、祈願『戦争と平和のための祈り』を受けた時でした。 祈願の経文を唱和すると安らいだ気持ちが満ちていきます。いつしか夫を奪った戦争への恨みや恐怖が薄れ、心からくつろぐ自分がいました。 さらに「沖縄正心館に寄せて」という大川隆法先生の法話は、戦争の苦しみを終わらせようと平和運動に参加していた娘にとって大きな救いとなりました。 「沖縄では数10万人の方が亡くなられて、非常に大変であったとは思いますが、それはまったく無駄な死であったとは思えません」――。 娘は、法話が終わるとその場で泣き崩れ、1時間近く動けませんでした。 しばらくして落ち着くと、感想をこうもらしました。 「民族神を超えた存在である主エル・カンターレが、沖縄の地で散っていったすべての人に、偉大な慈悲を手向けてくださっている。本当に、ありがたいこと」 不思議なことに、祈願や法話を受けてからというもの、戦争の夢でうなされることはなくなりました。 私たち親子は、60年経ってようやく、戦争の苦しみから解放されたのです。 日本の平和と繁栄を願って 過去にとらわれて、明るい未来を描くことができなかった私も、それ以来幸福の科学の活動に参加し、次の世代を担う子どもたちの成長を祈る「子孫繁栄御百度参り祈願」を重ねるようになりました。 また娘は、「神々の主が、今の日本に降臨されている事実をお伝えしたい。民族神を超えた御存在を知れば、平和な世界がくるはず」と、縁ある方に幸福の科学のことをお伝えしています。 私たちを救ってくれた偉大な慈悲に感謝し、夫をはじめ多くの方が命を賭して護った日本の繁栄のために、残りの人生を使いたいと思います。 この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第256号より転載し、編集を加えたものです。 月刊「幸福の科学」,法話・霊言,祈願 関連リンク 月刊「幸福の科学」 同じテーマの記事 書籍『仏陀再誕』は魂の親が語りかけてくれる奇跡の書 2015.08.14 Hさん(50代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌「幸福の科学」第342号より転載し、編集を加えたものです。 もっと自分を高めたい 私は、若い頃から「自分を高めたい」という気持ちが強く、建築資材の販売業を営むかたわら、自己啓発系のサークルで学ん… 続きを読む 同じテーマの記事 心のコントロールでパニック障害を克服! 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