先祖供養大祭のなかで心に聴こえた懐かしい声 2014.05.13 Oさん(70代・女性) Tweet この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第259号より転載し、編集を加えたものです。 長年つれ添った愛する夫との死別 今から数年前のことです。長年つれ添った夫の大腸がんが発覚。その後、手術を受け、闘病生活を送ることになりました。 私たちは幸福の科学の教えに出会い、仏法真理で、「人間の本質は魂であり、永遠の生命がある」と学んでいたので、死に対する恐怖心はありませんでした。 しかし、目の前で次第に弱っていく夫の姿には胸がしめつけられます。 入院生活が長引くにつれて、看病していた私自身も、疲れを隠せなくなってきました。そして、ある冬の夜――。 「お母さん、今日はもう休んだほうがいいよ」 疲れ切った私を心配した娘にうながされ、私は家に帰ることにしたのです。しかし、玄関の扉を開けたその瞬間、真っ暗な部屋に電話の着信音が鳴り響きました。危篤の知らせに、私は急いで病院に引き返しましたが間に合わず、夫の最期を看取ることができなかったのです。 伝え切れなかった感謝 主人は享年78歳。死は永遠の別れではないと信じていても、最期の別れを交わせなかったことが心残りになっていました。 大学の理事として、学問の発展に尽くし、いつも周りの人のことばかりを考えていた優しい夫。 (あの人のことだから、きっと天国へ還ったに違いない。けれど……) 私は、生前の夫へ伝えきれなかった感謝の気持ちを込めて、永代供養(えいたいくよう)させていただくことにしたのです。 天国から届いた愛 夫の死から約2カ月。私は総本山・先祖供養大祭(せんぞくようたいさい)に参加しました。式典で読誦(どくじゅ)される「総本山・先祖供養経」は、まるで主が私たち一人ひとりの魂に、直接永遠の生命の真実を語りかけてくださっているように感じられます。 魂の親である仏の、深い慈悲と悟りの光に、私の心は熱くふるえました。 「この温かい愛の光が、あの人にも届きますように……」 そう祈りを捧げていると、瞼の奥に夫の姿があざやかに浮かび、懐かしい声が聞こえてきたのです。 「ママ、僕の仕事をずっと支えてくれて、子どもたちも立派に育ててくれて、本当にありがとう」 それは、まぎれもなく夫のものでした。 (あなた、お礼を言うのは私の方です) 心から愛していたのに、それを伝えきることができなかった――。 夫を亡くした後、ずっと拭えずにいた後悔の念と、夫の愛を感じたよろこびで、私はその場に泣き崩れました。 そんな私に、夫はさらに言葉を重ねてくれたのです。 「こちらの世界では、人生を信仰に捧げた人は、みんなからすごく祝福されるんだ。だから信仰に生きるママの姿が、僕の目には光って見えて、本当に鼻が高いよ」 夫の言葉に、私はこのとき「人間は生き通しの命、永遠の生命を生きている」という霊的人生観を、改めて確信したのです。 あれから3年――。 私は幸福の科学の仲間たちと共に、仏法真理の素晴らしさを伝え続けています。 あの世にいる夫にも、誇りに思ってもらえるような、そんな光輝く人生を、これからも歩んで参りたいと思います。 この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第259号より転載し、編集を加えたものです。 スピリチュアル体験,夫婦・結婚,月刊「幸福の科学」,死・臨死体験,祈願,精舎・支部 関連リンク 幸福の科学機関誌 月刊「幸福の科学」 同じテーマの記事 戦後70年 亡き戦友に捧げる祈り 2015.08.13 Jさん(80代・男性) この記事は隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第210号より転載し、編集を加えたものです。 雲の彼方に 「先に逝った戦友たちよ。今から俺も、そこに行くぞ」 1945年7月25日。当時19歳だった私は、「隼(はやぶさ)」の愛称を持… 続きを読む 同じテーマの記事 悪霊に悩まされていた私を救った教え 2015.02.17 Nさん(30代・男性) この記事は隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第108号より転載し、編集を加えたものです。 暗い家庭から逃げるように外で遊び回る いまから20年ほど前のことです。 10代半ばの私は、よく深夜まで外で遊んでいました。友だちとロック… 続きを読む 同じテーマの記事 教師の本気は生徒に通じる! 2014.11.21 Tさん(50代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第242号より転載し、編集を加えたものです。 学校崩壊のクラスが再生! 教員現役時代、私が勤めていたのは、地域トップの高校として知られる公立の伝統校でした。入学してくる生徒は中… 続きを読む 同じテーマの記事 亡き妻が教えてくれた「あの世は絶対にあるよ」 2014.07.05 Kさん(40代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第230号より転載し、編集を加えたものです。 40歳の若さで亡くなった妻 数年前、5人の子供と私を残して、妻のHが40歳の若さで、がんで亡くなりました。もし信仰がなかったら、私… 続きを読む 同じテーマの記事 暴れ狂うDV夫が信仰で変わった! 2014.06.06 Tさん(40代・女性) この記事は隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第151号より転載し、編集を加えたものです。 家庭の平安を取り戻すまで 飛び交う罵声、壊される壁。家庭が荒れ、私は20年以上に渡って、心安まらない日々をすごしていました。 我が家が平… 続きを読む 同じテーマの記事 夫の死の悲しみを乗り越えて「あなた、天国でまた会いましょう」 2014.06.01 Kさん(40代・女性) この記事は、隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第150号より転載し、編集を加えたものです。 夫の死の悲しみを乗り越えて 「あなたが天国に旅立ってから、もうずいぶん経ちましたね。私も2人の息子たちも元気にすごしています。あなたも… 続きを読む 同じテーマの記事 アルコール依存症、幻聴から人生立て直すことができた 2014.04.27 Tさん(男性・40代) この記事は、隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第129号より転載し、編集を加えたものです。 アルコール依存症 「Tくん……君、アル中やで」 今から10年以上前のことです。ある日、職場の同僚がしんみりとした口調で忠告してくれまし… 続きを読む 同じテーマの記事 年末に仕事の疲れを癒せました! 2013.12.28 たまちゃん(30代・女性) 年末に心を見つめ直したくて、幸福の科学の仙台正心館で、『想念のコントロール訓練』研修を受けてきました。受けたてほやほやで、体験談を書いています。 はじめ、仕事に疲れてネガティブな気持ちでいっぱいだったのですが、大変素晴ら… 続きを読む 同じテーマの記事 奇跡の雲水修行で鬱(ウツ)から脱出! 2013.12.03 Uさん(50代・男性) この記事は、月刊「幸福の科学」第249号より転載し、編集を加えたものです。 重度の鬱(ウツ)病と診断されて 私は、11年にわたり、鬱(ウツ)病を患いました。発病したのは40歳の時。大手証券会社を辞め、キャリアアップのた… 続きを読む 同じテーマの記事 いじめ、不登校、非行……私が立ち直るまで 2013.11.30 Mさん(20代・女性) この記事は、隔月発刊の「ザ・伝道」第120号より転載し、編集を加えたものです。 私はいま一児の母です。10代のとき、私は不登校や非行など荒れた生活をしていました。そんな私が、立ち直ることができたのは、仏法真理と家族の励… 続きを読む 同じテーマの記事 末期がんの母に起こった本当の話 2013.10.31 ひじきさん(20代・女性・香川県) 私は、友人に幸福の科学の世界観を伝えるときは、いつもこの話をします。 あの世がないわけないでしょ、と。 実話だからこそ、みんな「そういうことってあるんだ」と納得するのだと思います。 寝ていた母が突然叫びだす 私が、あの世… 続きを読む 同じテーマの記事 会社大発展で、無限の富と豊かさを! 2013.04.12 Hさん(50代・女性・北海道) 新しい生活、仏法真理との出会い 私と主人が結婚したのは、主人が24歳、私が23歳のときのことです。同じ地質調査の会社で、彼は、地質調査の技術者、私はデータ処理などの仕事をしていました。 結婚後は子宝にも恵まれ、「パパ、行… 続きを読む 同じテーマの記事 守護霊が教えてくれた仏陀再誕の真実 2013.01.05 Ronaldさん(20代・男性・福岡県) 私が幸福の科学に入ったきっかけは、知り合いが真理の話をしてくれたことでした。対人関係で悩み、知人に相談したところ、幸福の科学の話をしてくれたのです。 入会した当初は、「なんとなく、成り行きで三帰した」という感覚だったので… 続きを読む 同じテーマの記事 伝道が生きがいになったきっかけ 2012.11.12 Hさん(20代・女性・栃木県) 私は、今この教えを世界中の人に伝えたいと思い、伝道活動に、自分のできるだけの時間使っています。 英会話レッスンに行きながら、聞いて下さいとお願いして、英語で、幸福の科学の教えをお話する時間をつくってもらっています。地域の… 続きを読む