DV夫から逃げ出した子持ちの私が再婚して幸せになるまで 2015.07.04 Mさん(30代・女性) Tweet この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第255号より転載し、編集を加えたものです。 準備もないまま結婚・妊娠 私は、23歳のときに会社で知り合った男性と、両親の反対を押し切って結婚しました。 そして妊娠を理由に、ほとんど何の準備もないまま新しい生活に突入しました。 この結婚生活が私の人生の苦難の始まりだったのです。 結婚した夫は両親との間に深い溝を抱えていて、私はその葛藤の渦にのみ込まれていきました。 どんなに努力しても、事態はいっこうに良くなりません。 「精一杯やっているのに、何がいけないんだろう?」 そんな中、初めての出産を迎えます。 泣き続ける子どもを抱いたまま、眠れない夜を過ごす毎日が始まったのです。 子どもたち3人を連れて家をとび出した 子どもにかかりっきりの私に、夫は協力するどころか暴力をふるうようになりました。 私は恐怖を感じつつも、なんとか夫との結婚生活を維持しようと努めました。 そして長女が生まれてから3年後には次女を出産し、その翌年にまた身ごもりました。 しかし精神的にも肉体的にも限界です。誰も私を助けてくれません。 そして私はとうとう子どもたちを連れて家をとび出したのです。 3人の子どもを抱えて途方に暮れた 実家に戻った私は、育児と仕事に追われる毎日を送りました。 あるとき介護の仕事に励む私に、長女の学校から連絡が入りました。 「娘さんが交通事故に遭われたそうです」 大事には至りませんでしたが、私は仕事を辞め、子育てに専念することにしました。 やがて長女の心は落ち着きを取り戻していきましたが、私の心は焦りが募る一方でした。 将来のことを考えれば、親に頼り続けるわけにはいきません。この先、私1人で、3人の子どもを抱えて、どうすればいいのか、途方にくれました。 「結婚って、そんなにいいもの?」 私は先の見えない人生に対する不安で八方ふさがりになり、周囲に再婚を勧められても恐怖や虚しさが先にたちます。 結婚に対して夢を抱けない私は、テレビ番組で仲むつまじい夫婦が「生まれ変わっても、またこの人と一緒になりたい」と語っているのを見て、「そんなこと、あるわけないわよ」と否定的な言葉を発していました。 しかし「本当にそんな幸せがあるなら、味わってみたい」という思いが微かに胸をよぎります。結婚に甘い夢なんて持っても無駄。そう考えていたはずなのに……。 祈願を受け、幸福結婚相談所へ 揺れる思いを幸福の科学の友人に打ち明けると、総本山・未来館の祈願を勧められました。 祈願の中で私は「理想の家庭を築けるよう、お導きください」と主に祈ったのです。 祈願を受けて数カ月。私は幸福結婚相談所の方と話す機会を得ました。もっと積極的に結婚への願いを固めようと、相談所に登録し、未来館の研修に参加しました。 精舎で朝の祈りをささげていると、あるイメージが浮かんできたのです。 それは一面に広がるひまわり畑に、朝日が昇る瞬間でした。空に高く昇る太陽から、燦々と降り注ぐ光。光を浴び、輝きを増すひまわり。その一つひとつは大きさも異なり、太陽の方へ顔を向ける速さも違います。 ただ、太陽だけは、すべてのひまわりを温かな光で照らし続けている。 鮮やかな光景に、思わず息をのみました。 「これは、仏と私たちの姿を現しているのかもしれない」と私は直感しました。 この太陽のように、人が気づく、気づかないにかかわらず、惜しみなく愛を与えてくださる。そして、私たちがその愛に気づく瞬間を、このひまわりのように輝きを増す瞬間を、心から喜んでくださる。これが、仏の慈悲なんだ――。 そう気づいたとき、温かい涙がこぼれました。 「今まで気づかなかったけれど、私は仏からすべてを与えられていた」 大きな愛を感じた私は不安から解き放たれました。 「仏はどんな人にも等しく愛を投げかけてくださる。私も輝くひまわりの一輪になりたい。そして周りの人が美しい花を咲かせる姿を、仏と共に喜べる人になろう」 離婚以来、気づけば自分のことばかり考え、悩みから抜け出せなくなっていた私は、この体験を機に周りの人の幸せを願い、祝福したいという気持ちに目覚めたのです。 幸福結婚相談所から1本の電話が 前向きな気持ちを取り戻した私は新しい就職先を探すことにしました。 「離婚や再婚で、私の幸せが決まるんじゃない。私自身が心に幸せの種を蒔き続けることで人生は変わる!だから失敗したって、また立ち上がればいいじゃない」 不安に負けそうになるときも、仏法真理の言葉で自分を励まし続けました。 そしてある日、1本の電話が。幸福結婚相談所の方がある男性を私に紹介したいというのです。 初めて会ったKさんは、いかにも真面目な人という印象の方でした。 私たちが付き合い始めると多感な年頃の子どもたちにも変化が起こります。 中学生の長女は情緒不安定になってしまいました。 「子どもたちの幸せを思えば、交際はあきらめた方がいいの?」 困り果てた私は彼に相談してみました。 「もし子どもたちがそういう状態なら、一度会って話してみたい」 私たち二人のことだけではなく、子どもたちのことも真剣に考えてくれる彼。その誠実さに尊敬の思いがわき上がってきます。 子供たちと彼の対面の日 そして迎えた対面の日。初めは緊張していた子どもたちも彼の真面目な人柄に心を開いてくれました。 反発していた長女が「ママ、あの人すごくいい人だよ!」と言ってくれ、理性的な次女は「絶対に結婚するべきだよ」と応援してくれたのです。末っ子の長男も「僕はママについて行くよ」と優しい言葉をかけてくれました。子どもたちに勇気づけられ、私は彼との将来に夢をふくらませました。 「同じ信仰を持つ彼となら、何があっても心を一つに希望をもって乗り越えられる」 そして出会いから3カ月。彼が突然、真剣な表情で「7月には入籍したいんだ」と言ったのです。急なプロポーズに驚きつつも、私も彼の愛に応えたいと決意しました。 明るい心が引き寄せた幸せ そして新しい生活が始まりました。一緒に暮らしてみると生活習慣の違いに戸惑うこともありますが彼への信頼は揺らぎません。 御本尊の前で一緒に手を合わせて祈る夫の姿は、とても美しく、尊く映ります。 「祈りをささげる人の姿は言葉や理屈を超えて、周りの人の心まで幸せにしてくれる」 心から信じ合える家族と暮らす毎日は、単調に思える時間の一瞬一瞬が、温かく穏やかに輝いています。理想の家庭ユートピアを見つけた私は、いま、最高に幸せです。 喜びをかみしめる度に、この揺るぎない幸福を一人でも多くの方に味わっていただきたいと願わずにはいられません。 この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第255号より転載し、編集を加えたものです。 夫婦・結婚,幸福結婚相談所,月刊「幸福の科学」,祈願 関連リンク 幸福の科学機関誌 月刊「幸福の科学」 幸福結婚相談所 同じテーマの記事 「いい人なら、入信できる」――“夫の宗教”に入信した私が思ったこと 2016.10.06 Oさん(40代・女性・東京都) 信仰を持って、自分が自由になった 結婚から10年、私は、夫が学生時代から信仰している宗教「幸福の科学」から距離を取り続けていました。主人が信仰するぶんにはよくても、自分が宗教に所属することは考えられなかったのです。しかし… 続きを読む 同じテーマの記事 原因は家庭不和だった。度重なる子供のトラブルが解決 2016.03.22 Kが起こしたトラブル 私にはM(小6)とK(小4)の2人の子どもがいます。 Kが1年生の2学期のことです。ある日、何だか落ち込んだような顔をして、学校から帰ってきました。 その時、電話が鳴りました。 「今日、Kくんがお友… 続きを読む 同じテーマの記事 舌ガンになった夫――ガンの原因は食べ物だと思っていたのに 2015.07.25 Mさん(50代・女性) この記事は隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第126号より転載し、編集を加えたものです。 夫が舌ガンに 「舌ガンだそうだ……すぐ手術しなければいけないらしい」 「口内炎じゃなかったの!?」 病院から帰宅した夫の報告に、私は呆然… 続きを読む 同じテーマの記事 結婚なんて、と思っていた私が幸せな家庭を手に入れた 2015.07.11 Yさん(40代・女性) この記事は隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第130号より転載し、編集を加えたものです。 結婚に消極的だった私 わが家は、夫と小学生の娘2人、私の4人家族。いつも子供たちの元気な声が響いています。 独身時代の私は、結婚に消極的… 続きを読む 同じテーマの記事 熟年離婚の危機を乗り越えて――信仰の道を歩んで夫婦円満に 2015.04.24 Cさん(60代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第244号より転載し、編集を加えたものです。 「別れてしまえばすべて解決するのではないか」 私が教師として勤めていた職業訓練校を定年退職したころから、妻の態度がよそよそしくなっ… 続きを読む 同じテーマの記事 病弱な夫を責めている自分に気づけた精舎修行 2015.03.06 Rさん(60代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第246号より転載し、編集を加えたものです。 ボランティアは元気の源 私は、正心館で料理や作務のお手伝いをしています。不思議なんですが、ボランティアをすると心も体も軽くなって、… 続きを読む 同じテーマの記事 結婚で心のステージ・アップ 2014.09.12 Fさん(30代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第248号より転載し、編集を加えたものです。 カラ回りする気持ち 私は20代のころから「将来は結婚して、幸せな家庭を作りたいな」と思っていました。でも、理想とは裏腹に、結婚生活… 続きを読む 同じテーマの記事 亡き妻が教えてくれた「あの世は絶対にあるよ」 2014.07.05 Kさん(40代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第230号より転載し、編集を加えたものです。 40歳の若さで亡くなった妻 数年前、5人の子供と私を残して、妻のHが40歳の若さで、がんで亡くなりました。もし信仰がなかったら、私… 続きを読む 同じテーマの記事 暴れ狂うDV夫が信仰で変わった! 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