齢(よわい)100歳を迎えて、仏の教えを杖となし 2014.07.20 Oさん(100歳代・女性) Tweet この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第261号より転載し、編集を加えたものです。 86歳からの再出発 明治、大正、昭和、平成。御世(みよ)を四代重ねてまいりましたが、まさか86歳になってから新たな人生を歩み始めるとは、思いもよらぬことでした。 「おばあちゃん。今度東京から偉い先生が来てお話されるから、一緒に行こう」 孫からそう誘われて行った大川隆法総裁先生の講演会。先生はたいそうお若くていらっしゃって、会場を埋めた大勢の人を前にしてのお話は、それはそれは情熱的でありました。 「悟りに到る道」という御演題であったでしょうか。一見自分を苦しめているように見える出来事も、仏が計らってくださっていることであり、世を責め、人を恨むことは間違いである、とのお言葉――。 武家に連なる旧家に生まれるも、昭和恐慌で財産を失い、大戦中の空襲で家を失い、身を寄せていた実家も農地解放で田畑を失い、私は不条理な自分の境遇に長年疑問を感じていました。しかし、「すべては仏の計らい」という先生のお話は、ひどく私の胸を打ちました。 「仏は、すべてを見てくださっている。人間心でものごとを判断したり恨んだりするのは、苦しいだけ。仏にすべてを、ゆだねてみよう」 そう決意して、幸福の科学の会員として新しい出発を始めたのです。 信仰の輪の中に生きて さすがに90も半ばを過ぎると耳が遠くなってきましたが、経典を読むことは一つの生きがいになっております。 眼鏡をかけ、ルーペを重ねて、少しずつ読み進めていき、気がつけば1日で1冊を読んでしまっていたということも少なくありません。新しい経典が出れば欠かさずに拝受し、一つひとつじっくりと腰を落ち着けて読み込んでいます。 また、週に1回地域の会員さんが、布教所として開放している我が家に集まって総裁先生の御法話を拝聴したり、お茶を飲みながら皆さんのお話に加わることもあります。 「総裁先生の教えを、もっとたくさんの人に広めていきたいよね」 「私たちにできることって、何があるだろう?」 若い人たちのお話は大変力強く、私にも刺激になります。こうした人たちの輪の中にいられることは、私にとってとてもありがたいことです。 心を駆ける感謝の思い 私の誕生日には、子どもたち、孫たち、ひ孫たちが集まってお祝いをしてくれると言います。 そのときにみんなの前で、お礼のお琴を一曲披露するつもりです。80年ぶりで用意したお琴は、弾くのが久しぶりで、なかなか思うに任せませんが、そんな私の姿を見て家族が元気になってくれればそれだけでも満足です。 温かい方々に囲まれ、総裁先生の教えにも出会うことができて。私の心を駆け巡るのは、感謝の思いばかりです。 この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第261号より転載し、編集を加えたものです。 シニア・老後,信仰との出会い,月刊「幸福の科学」 関連リンク 幸福の科学機関誌 月刊「幸福の科学」 同じテーマの記事 戦後70年 亡き戦友に捧げる祈り 2015.08.13 Jさん(80代・男性) この記事は隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第210号より転載し、編集を加えたものです。 雲の彼方に 「先に逝った戦友たちよ。今から俺も、そこに行くぞ」 1945年7月25日。当時19歳だった私は、「隼(はやぶさ)」の愛称を持… 続きを読む 同じテーマの記事 戦後70年、ようやく届けられた亡き戦友への供養の心 2015.07.23 Yさん(90代・男性) この記事は隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第204号より転載し、編集を加えたものです。 先の大戦は日本の侵略戦争ではない 先の大戦で、私たちは、戦友とともに陸軍兵士として命をかけて戦いましたが、戦後、「あれは日本の侵略戦争だ… 続きを読む 同じテーマの記事 熟年離婚の危機を乗り越えて――信仰の道を歩んで夫婦円満に 2015.04.24 Cさん(60代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第244号より転載し、編集を加えたものです。 「別れてしまえばすべて解決するのではないか」 私が教師として勤めていた職業訓練校を定年退職したころから、妻の態度がよそよそしくなっ… 続きを読む 同じテーマの記事 沖縄戦という悲しみの記憶を乗り越えて 2015.04.11 Hさん(70代・女性) 終戦を迎えても夢でうなされる母 大東亜戦争末期の日本は、本土防衛の最後の拠点を沖縄としました。そのころ、アメリカ軍が沖縄に迫っていたのです。父は、島民たちに島の北部へ逃げるよう指示。母は、当時まだ赤ちゃんだった私を背負っ… 続きを読む 同じテーマの記事 脳溢血で寝たきりになった夫を介護――生活不安を乗り越えて 2015.03.14 Nさん(70代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第243号より転載し、編集を加えたものです。 日系アメリカ人の夫との結婚を機にハワイへ 私は日系アメリカ人の夫と結婚し、それを機にハワイに移住。やがて2人の子宝に恵まれました。… 続きを読む 同じテーマの記事 本物の真理を知って見つけた生きがい 2015.01.23 Nさん(80代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第223号より転載し、編集を加えたものです。 求め続けていた本物の信仰との出会い いまから30年ほど前、主人が亡くなったのをきっかけに、私は法華経系の伝統宗教の信仰を持つように… 続きを読む 同じテーマの記事 53歳にして人生観が転換!孤独な職人から副工場長へ 2014.07.04 Hさん(70代・男性) この記事は隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第149号より転載し、編集を加えたものです。 勤務先の倒産 「今月で店をたたむことになった。Hさんにも辞めてもらわないと……」 10年以上前のことです。勤めていた老舗(しにせ)和菓子… 続きを読む 同じテーマの記事 母の介護を通してつかんだもの 2013.10.19 悦子さん(70代・女性) この記事は、隔月発刊の「ザ・伝道」第165号より転載し、編集を加えたものです。 「さぁ、好きなことしよう!」 今から十数年前、私が58歳の頃のことです。 当時、外資系企業の人事担当だった私は、オーストラリア人の上司に呼ば… 続きを読む 同じテーマの記事 意志の力で現実を変えていける! 2013.01.31 かずえさん(50代・女性・群馬県) 大川隆法総裁の法話「晩年成功法」を礼拝堂で拝聴させていただき、終始、未来への希望や「まだまだこれからなんだ」というパワーを強く感じました。(※2013年1月27日(日)総本山・正心館にて開催/参考書籍:『生涯現役人生』)… 続きを読む 同じテーマの記事 総裁先生のお姿に元気をいただきました 2013.01.30 みさこさん(80代・女性・神奈川県) 大川隆法総裁先生の御法話「晩年成功法」(※2013年1月27日(日)総本山・正心館にて開催/参考書籍:『生涯現役人生』)を直接拝聴しました。 大川隆法総裁先生は、若くて素敵ですね。 もう幸福の科学の会員歴は30年近くにな… 続きを読む 同じテーマの記事 『生涯現役人生』が日本を救う! 2013.01.30 雷人悟郎さん(30代・男性・東京都) 大川隆法総裁先生の御法話「晩年成功法」(2013年1月27日(日)総本山・正心館にて開催/参考書籍:『生涯現役人生』)を本会場にて拝聴させていただきました。 御法話の内容や、会場の雰囲気が非常によく、元気とやる気と勇気を… 続きを読む 同じテーマの記事 「自家発電の力と実践力」をつける決意 2013.01.29 ひよちゃんさん(50代・女性) 今日は本会場で大川隆法総裁先生の講演「晩年成功法」と質疑応答に参加させていただきました。(2013年1月27日(日)総本山・正心館にて開催/参考書籍:『生涯現役人生』) 私は今、大川隆法総裁先生と同じ56歳です。 これか… 続きを読む