社内恋愛の失敗を引きずっていた私――彼の気持ちがわかるようになった 2015.05.01 Iさん(20代・女性) Tweet この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第227号より転載し、編集を加えたものです。 死んでしまえたらどんなに楽だろうと思った 私が幸福の科学に入信したきっかけは、失恋でした。 別れた彼とは社内恋愛でした。短大を卒業して入社した食品メーカーで、2年先輩の彼と知り合ったのです。彼は高校を卒業してすぐに入社しているので、年齢は私と同じです。 彼は人柄がよく、明るい性格で、職場の誰からも好かれていました。 お付き合いを始めてから2年くらいは、とても幸せでした。週末はショッピングに行ったり、映画を観たり、食事をしたり、いつも楽しく過ごしていました。私はずっと「きっと、この人と結婚するんだろうな」と思っていました。 ところが付き合い始めて2年目を過ぎた頃から、彼が急にパチンコや競馬にのめり込むようになってしまったのです。 二人で過ごす週末も、彼は私をパチンコに付き合わせようとしました。私は興味がないし、お金もムダになるので断ると、彼はひどく不機嫌になります。その頃から、彼は何かにつけて、私を拘束するようにもなりました。 「どうしちゃったの? あんなに優しかったのに……」と、私は彼の変化に戸惑いました。そんな状態が2年ほど続きましたが、ある日、些細なことで大喧嘩をしてしまい、4年続いた二人の関係が、破局を迎えてしまったのです。 食事もノドを通らず、眠れない夜が続きました。「私の人生、もうおしまいかも…」と感じられ、いっそ死んでしまえたらどんなに楽だろうと思ったこともありました。 支部を訪ね徐々に元気を取り戻していった 私は何とか気持ちを切り替えたいと思い、幸福の科学の支部を訪ねることにしました。幸福の科学の信仰を持っていた姉に連れられて、地元・青森の支部に何度か行ったことがあったからです。「明るくて、素敵な所だな」という印象でした。 今住んでいる千葉で最寄の支部がどこにあるか、実家の姉に連絡して聞き、訪ねました。そこでは支部長や信者の方々が温かく迎えてくださいました。 幸福の科学に入信してからは、支部の方々に本当によくしていただきました。皆さん、私の悩みを親身になって聴いてくださり、励ましたり、慰めたりしてくださいました。 青年部の活動や地域の伝道活動にも積極的に参加しながら、私は徐々に元気を取り戻していきました。それでも、彼のことを思い出すと、胸が苦しくなりました。 不幸を愛する自分の傾向に気がついた 転機が訪れたのは、入信して1年半が経った頃のことです。書籍『成功の法』を読みながら、私はその一節に引き込まれました。 「私は、そういう人(不幸を愛する傾向がある人)に言いたいのです。できれば、一メートル以内に詰め寄って、言ってみたいのです。『あなたは、幸福になりたいのか、なりたくないのか。それをはっきりさせなさい。どちらなのかを決めなさい』と、そのように言いたいのです」 ハッとしました。心のなかで「このままではいけない。私、幸福になりたいと本気で思ってなかった」と自分の声がしました。 彼のことが忘れられないのは、私がいつまでも思い出にしがみつき、不幸な自分を抱きしめていたからだったのです。 その日から、私は心を入れ替え、強く、明るく生きていくいこうと心に誓い、支部の活動も仕事も、それまで以上に積極的に取り組みました。 「朗らかに生きよ」「笑顔は努力に比例する」――。私は何度も何度も『成功の法』をひもといて、一日一日を一生懸命に生きていきました。 失恋の原因を考えて気持ちの整理をつけられた 半年ほど経つと、彼とうまくいかなくなった原因を、落ち着いて考えることができるようになりました。 そして、破局の根本的な原因が、社内での二人の立場の変化だったことに気づいたのです。栄養士の資格を持ち、衛生管理の仕事をしていた私は、毎年、仕事の責任が重くなりましたが、生産ラインで働く彼の仕事は変わりません。最初は先輩・後輩の関係だったのに、やがて社内のポジションが逆転してしまったのです。 入社当時、ずいぶん大人に見えた彼が、頼りなく見え始めたことも思い出しました。それが私の態度にも表れていたのでしょう。彼はプライドが傷つき、パチンコや競馬で辛さをまぎらわせようとしたのだと思います。 ある日、彼がテレビで競馬を見ている時、私が衛生管理の資格試験の勉強を始めると、「一緒に観ろよ!」と怒鳴られたことがありました。その時は理不尽に思ったけれど、いま思えば、彼の気持ちを逆なでしていたのです。 彼の気持ちが理解できたことで、私は気持ちの整理をつけることができました。彼を幸せにできなかったことは残念ですが、失恋のおかげで私は信仰に出会い、精神的にも一歩、成長することができたように思います。これからも、人生いろいろあるでしょうが、何があっても仏への信仰を胸に、力強く歩き続けていきます。 この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第227号より転載し、編集を加えたものです。 変化したことは?,恋愛・失恋・恋人,月刊「幸福の科学」 関連リンク 幸福の科学機関誌 月刊「幸福の科学」 『成功の法』 『ハウ・アバウト・ユー?―幸せを呼ぶ愛のかたち』 同じテーマの記事 愛によるコミュニケーション 2017.03.18 こんにちは。 私は、ベロニカ・ウィリアムスと申します。アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコから参りました。よろしくお願いいたします。今日は、コミュニケーションについて、話したいと思います。それは、世の中で、大切なこ… 続きを読む 同じテーマの記事 主エル・カンターレからの光と慈悲 2017.03.18 みなさん、こんにちは。 はじめまして、リンです。どうぞよろしくお願いします。私は、インド系のタイ人です。10月に王様が崩御されました。今日は王様への感謝もこめてスピーチをします。 私は小さい時から、守護霊がいることや、霊… 続きを読む 同じテーマの記事 生きている神さま、主エル・カンターレと同じ時代に生きられる奇跡 2017.03.18 みなさん、こんにちは。ビンセントと申します。西アフリカのベナンから今年の4月、日本にまいりました。ベナンは赤道と、北回帰線の間にあります。 私は6歳のころから、「日本へ来てください」という夢をよく見ていました。でもどうし… 続きを読む 同じテーマの記事 疑問の世界から、答えの世界へ 2017.03.18 こんにちは、私の名前は、ホセ・トニー・ゴンザレスです。ニューヨークから来ました。 今日は、皆さんに私の心の旅の話をしたいと思います。私がこれまで宗教に対してもっていた疑問と、その結果についてのお話です。 私は’… 続きを読む 同じテーマの記事 「いい人なら、入信できる」――“夫の宗教”に入信した私が思ったこと 2016.10.06 Oさん(40代・女性・東京都) 信仰を持って、自分が自由になった 結婚から10年、私は、夫が学生時代から信仰している宗教「幸福の科学」から距離を取り続けていました。主人が信仰するぶんにはよくても、自分が宗教に所属することは考えられなかったのです。しかし… 続きを読む 同じテーマの記事 講演会をきっかけに宗教への警戒心が解けました――ネット入会者の声 2016.08.26 Iさん(30代・男性・東京都) 「宗教」への警戒心 宗教と言うと、何か買わされるのではないか、強い勧誘があるのではないかという警戒心がある方も多いのではないでしょうか。実際、私がそうでした。幸福の科学の書籍を数十冊読んでいて、大川総裁を尊敬する気持ちは… 続きを読む 同じテーマの記事 幸福の科学とはつながっていたいと思った――ネット入会者の声 2016.07.05 S.Hさん(男性) きっかけは「天使のモーニングコール」 僕が幸福の科学と出会ったきっかけは、天使のモーニングコール(幸福の科学のラジオ番組)を聴いていたことでした。地元の商店街に幸福の科学の支部があって、あるとき、支部のイベントに参加して… 続きを読む 同じテーマの記事 私の仕事人生を劇的に変えた「10冊の本」 2016.06.17 M.Tさん(50代・男性・埼玉県) 28年前、幸福の科学の会員に 私が幸福の科学の会員になったのは28年前で、29歳のときでした。幸福の科学がスタートして3年目の時で、まず幸福の科学の月刊誌を読む「誌友会員」になり、そのあと規定冊数の10冊の本を読んでリポ… 続きを読む 同じテーマの記事 原因は家庭不和だった。度重なる子供のトラブルが解決 2016.03.22 Kが起こしたトラブル 私にはM(小6)とK(小4)の2人の子どもがいます。 Kが1年生の2学期のことです。ある日、何だか落ち込んだような顔をして、学校から帰ってきました。 その時、電話が鳴りました。 「今日、Kくんがお友… 続きを読む 同じテーマの記事 心のコントロールでパニック障害を克服! 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