浮気、離婚を乗り越えて夫と復縁! 2014.03.27 Kさん(30代・女性) Tweet この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第224号より転載し、編集を加えたものです。 やっぱり、死ねない…… 数年前の夏。私は、新宿の街を朦朧(もうろう)としてさ迷ったあげく、車が激しく行き交う道端に立ち尽くしていました。いつ、飛びこもうか――。向かってくる車を眺めながら、ふらっと飛びこもうとしたその時――。お腹に宿っていた小さな命が、私のお腹を蹴ったのです。私は我に帰りました。 「やっぱり、死ねない……」 涙がはらはらとこぼれました。 そのころ、結婚して2年目を迎えていた私は、妊娠して間もなく始まった夫の浮気に深く傷つけられていました。浮気だけではありません。夫は夜な夜な遊び歩いては月に40万円ほども酒代に使うのです。出産費用すら事欠くありさまで、私は心労から自律神経失調症になり、鬱(うつ)病気味になっていきました。もう、こんな暮らしは終わりにしたい――。 そんな私を電話で励まし、支えてくれたのが姉でした。姉は熱心な幸福の科学の信者です。私に、正しい信仰を持つこと、そして、仏と信仰でつながっていることの大切さを何度も話してくれました。私は、信頼する姉の言うことなら、とわらをもすがる思いで、幸福の科学の支部に駆け込み、入会させていただいたのです。そして、支部長に苦しい胸中をすべて聴いていただきました。「それはおつらいでしょう」と、支部長は何時間も忍耐強く私の話に耳を傾けてくれました。私はその様子に、信仰を持つ人とはこんなにも穏やかで誠実なのか、と驚きました。 支部長からは、「これからはKさん自身も仏の教えを学び、変わってください」と言われました。さらに居合わせた、夫と同年代の信者の男性の方からは、「ご主人、仕事のプレッシャーがあったんじゃないでしょうか。弱い部分が出てしまったんですね」とアドバイスしていただきましたが、私は全然自分は悪くないと思っていたので、皆さんの意見をにわかに受け入れることはできないまま、支部を後にしたのです。 妊娠後、夫の態度が豹変 思えば、夫からの熱烈なプロポーズで結婚。私の行くところはどこへでも一緒に来てくれたし、どんな時も寄り添っていてくれた夫でした。夫の態度が豹変したのは私が妊娠してからです。よりにもよって私の誕生日の日から浮気し、「誘いにのってきた女の方が悪い」と開き直っている夫。その後もプロポーズしてくれた記念日に、私と過ごしたレストランで浮気相手と過ごしていたことがカバンから出てきた領収書で発覚。夫婦の記念日にはことごとく、私たちの思い出の場所に浮気相手と行くというようなありさまで、ショックを通り越し、嫌気すらさしてきました。 1人目の子が生まれて2年ほど経った時、夫の抵抗を押し切って、離婚しました。しかし、経済上の理由から同居することに。離婚を機に夫はまた派手に夜遊びを始めたようでした。女性から来ているらしいメールを眺めてウキウキしている様子を横目に、私は子どもと自分の将来を案じながら子育てに専念していました。 ところが、同居を続けていた関係で、私としては全く望まない、2番目の子どもができてしまったのです。堕ろそうと考えていると、彼が「こんな状況でもできた子だ。産んでくれ」と懇願してきます。 180度、間違っていた人生観 私は、もう生きるべき道が見つかるのは幸福の科学しかないと思い、支部に行きました。入会した日以来でしたが、たくさんの笑顔に迎え入れられ、心がどんどん和んでいきました。支部長に私たち夫婦の複雑な状況を相談し、子どもを堕ろす話をすると、冷静になるようアドバイスしてくださり、まず、夫婦で仏法真理の本を40冊読むことを勧められました。そして「あなたには特に、『限りなく優しくあれ』がお勧めですよ」と声を掛けてくれました。 まずは支部長の仰る通りにしてみよう、と書籍を片っぱしから読んでいきました。もう、それは驚きの連続でした。 「え! 夫婦は天上界で約束してくるの? うそ、あの人と?」 「子どもも縁があって約束して生まれてきてくれるんだ!」 その頃、夫とはただの同居人でしたが、子どものこともあり、少しずつ気付きを話していくと、「俺も支部長の話が聞きたい」と言い出し、1人で支部に行ったようでした。夫は、自分が浴びるほどお酒を飲んでしまう心情などを話し、「初めて自分の気持ちを理解してくれる人がいた」と感激し、支部長の話を聞きに、毎日のように支部に通い、家でも真理を学び始めたのです。 私も、学びを進めるにつれ、愕然(がくぜん)としてしまいました。これまで、自分は正しいと思って生きてきましたが、霊的人生観が欠け落ちた180度間違った価値観で生きてきたことに気付いたのです。来る日も来る日も反省、反省の毎日でした。夫から愛されていることが当たり前になり、傲慢になっていたのです。 夫は結婚当初、知人と共同経営で、花卉(かき)やハーブのインターネット販売などの事業を始めていましたが、思うように軌道に乗らず、1年ほどでたたみ、サラリーマンに戻っていました。ストレスを感じていた時期なのに、夫の仕事における計画性の無さなどをいつも心で責め、裁き、「こんなこともできないの?」「そんなことも?」と見下し、頼りないと思ってきました。 私はSOHO的な仕事を自宅でしているので、足りない生活費をそれで捻出することもありました。いつも自分の方が上と思ってきたのです。 離婚を決めた後、覚悟を決めて浮気相手の女性と会いましたが、「なんでこのような人と?」という印象でした。大川隆法総裁先生の著書には、夫がなぜそのような女性に流れるのか、ということが書かれていました。 「結局、寛(くつろ)ぐからです。負けた気がしないので、自尊心が傷つかないのです」(『理想国家日本の条件』より) 夫も、この教えの深い洞察にはっとし、客観的に自分を振り返ったようでした。彼は何回も私に「悪かった、ごめんね」と謝り、私も自分の傲慢さを、日を追うにつれ深く反省していきました。 女性としての魂の尊厳を胸に さらに、『限りなく優しくあれ』の学びは、女性としての自分のあり方を根底から改めるきっかけになりました。妻として自分はどうだったか。女らしさのかけらもなく、夫が「お茶がほしい」と言っても、聞こえないふりをしたりしていました。「女らしく」と言うとセクハラ呼ばわりされるご時勢ですから、女らしい振る舞いは媚を売るようでよくないこと、と思っていたのです。 「女性霊は、長年の転生の過程で、女性なるものの優美さと素晴らしさ、調和の心、安らぎの心、美しき心を培ってきました」「女性たちは、もっと魂の尊厳を知り、霊的なる喜びを知らなくてはなりません」(『限りなく優しくあれ』より) 「そうか、女らしくしていいんだ」 心の縛りをはずしてみると、肩の力が抜けて本当に楽になりました。2番目の子が生まれる2カ月前に私たちは再び入籍して復縁。夫婦で信仰者となっての新鮮な出発でした。 主人は今、上場企業に勤めていますが、社長から意見を求められたりするなど、社内でも信頼されているようです。「パパね、お仕事頑張ってるんだよ」と、子どもたちともども尊敬しています。 夫は、私が疲れていると料理を作ってくれたりする本当に優しい人です。家庭をしっかり守ってくれる夫に心から感謝の毎日です。今は一家で「信仰」を中心とした幸せな家庭ユートピアを築くことができました。「信仰」を持つと、家庭に芯ができ、もう揺らぐことはありません。もし信仰に出会っていなかったら、破綻した人生を送り、霊的にも多くのマイナスが生じていたことでしょう。家庭ユートピアを築くことと、女性らしく生きることの大切さを、周りの方々にもお伝えしていきたいと思います。 この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第224号より転載し、編集を加えたものです。 変化したことは?,夫婦・結婚,月刊「幸福の科学」,離婚・再婚 関連リンク 幸福の科学 入会 『限りなく優しくあれ』 『理想国家日本の条件』 同じテーマの記事 愛によるコミュニケーション 2017.03.18 こんにちは。 私は、ベロニカ・ウィリアムスと申します。アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコから参りました。よろしくお願いいたします。今日は、コミュニケーションについて、話したいと思います。それは、世の中で、大切なこ… 続きを読む 同じテーマの記事 主エル・カンターレからの光と慈悲 2017.03.18 みなさん、こんにちは。 はじめまして、リンです。どうぞよろしくお願いします。私は、インド系のタイ人です。10月に王様が崩御されました。今日は王様への感謝もこめてスピーチをします。 私は小さい時から、守護霊がいることや、霊… 続きを読む 同じテーマの記事 生きている神さま、主エル・カンターレと同じ時代に生きられる奇跡 2017.03.18 みなさん、こんにちは。ビンセントと申します。西アフリカのベナンから今年の4月、日本にまいりました。ベナンは赤道と、北回帰線の間にあります。 私は6歳のころから、「日本へ来てください」という夢をよく見ていました。でもどうし… 続きを読む 同じテーマの記事 疑問の世界から、答えの世界へ 2017.03.18 こんにちは、私の名前は、ホセ・トニー・ゴンザレスです。ニューヨークから来ました。 今日は、皆さんに私の心の旅の話をしたいと思います。私がこれまで宗教に対してもっていた疑問と、その結果についてのお話です。 私は’… 続きを読む 同じテーマの記事 「いい人なら、入信できる」――“夫の宗教”に入信した私が思ったこと 2016.10.06 Oさん(40代・女性・東京都) 信仰を持って、自分が自由になった 結婚から10年、私は、夫が学生時代から信仰している宗教「幸福の科学」から距離を取り続けていました。主人が信仰するぶんにはよくても、自分が宗教に所属することは考えられなかったのです。しかし… 続きを読む 同じテーマの記事 講演会をきっかけに宗教への警戒心が解けました――ネット入会者の声 2016.08.26 Iさん(30代・男性・東京都) 「宗教」への警戒心 宗教と言うと、何か買わされるのではないか、強い勧誘があるのではないかという警戒心がある方も多いのではないでしょうか。実際、私がそうでした。幸福の科学の書籍を数十冊読んでいて、大川総裁を尊敬する気持ちは… 続きを読む 同じテーマの記事 幸福の科学とはつながっていたいと思った――ネット入会者の声 2016.07.05 S.Hさん(男性) きっかけは「天使のモーニングコール」 僕が幸福の科学と出会ったきっかけは、天使のモーニングコール(幸福の科学のラジオ番組)を聴いていたことでした。地元の商店街に幸福の科学の支部があって、あるとき、支部のイベントに参加して… 続きを読む 同じテーマの記事 私の仕事人生を劇的に変えた「10冊の本」 2016.06.17 M.Tさん(50代・男性・埼玉県) 28年前、幸福の科学の会員に 私が幸福の科学の会員になったのは28年前で、29歳のときでした。幸福の科学がスタートして3年目の時で、まず幸福の科学の月刊誌を読む「誌友会員」になり、そのあと規定冊数の10冊の本を読んでリポ… 続きを読む 同じテーマの記事 原因は家庭不和だった。度重なる子供のトラブルが解決 2016.03.22 Kが起こしたトラブル 私にはM(小6)とK(小4)の2人の子どもがいます。 Kが1年生の2学期のことです。ある日、何だか落ち込んだような顔をして、学校から帰ってきました。 その時、電話が鳴りました。 「今日、Kくんがお友… 続きを読む 同じテーマの記事 心のコントロールでパニック障害を克服! 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