怒りの心を反省し、再就職に成功! 2014.02.02 Aさん(50代・男性) Tweet この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第248号より転載し、編集を加えたものです。 人生を立て直したい 自分の人生、このままでいいんだろうかーー。40歳を過ぎるころ、私はそんなことを考えるようになりました。親との葛藤・離婚・失業や転職など、幾度となく挫折を味わい、いつも不幸感覚が付きまとっていたのです。 42歳の時、職場の後輩から幸福の科学の書籍を勧められ、幸福の科学の会員になりました。「この教えを仕事や生活に生かせば、人生を立て直せるのでは」。そんな期待を持った私は、「手近な目標を設定して努力せよ」という教えを支えに勉強を始めました。 当時勤めていたビル管理会社の管理職を目指し、電気や危険物取扱、パソコン技能等に関する10種類以上の資格を、3年半かけて取得しました。資格を得たことで仕事の内容は変わり、給料もアップ。ところが、年下の上司から煙たがられるようになりました。 ある日、仕事道具の無線機が無くなり、上司は私のせいにしました。でも、実は彼本人が無くしたことが後から分かったのです。 「こんなバカな上司がいるところで、仕事が出来るか!」 私は自分から会社を辞めました。 穏やかな心境への憧れ 失業後も、相手を責める気持ちはなかなか消えず、心揺れる日が続きました。ある日、『太陽の法』の一節に目が止まりました。悟りの境地の一つである「阿羅漢(あらかん)」について説かれた箇所です。 「阿羅漢とは、どのような苦難がふりかかっても、不動心をもって、生き抜ける心境です」 自分も、そんな心境で生きてみたい――。私は仏法真理の書籍を読み返し、反省に取り組む決意をしました。阿羅漢の心境を得るには、反省が大切だと分かったからです。 支部に来てくれた講師から、徹底的に生涯反省に取り組める仏法真理道場「シニア・プラン21」が始まると聞いたのは、そんな時です。「これは自分にピッタリだ!」と思い、すぐに申し込みました。 反省を深めた友人の一言 「シニア・プラン21」が始まってからは、1週間に1度精舎に通い、「生涯反省」に取り組むようになりました。幼いころからの出来事を思い出しながら、その場面で自分が思ったこと、行動したことを振り返っていきます。人生を追体験しているようで、毎週の修行の時間が楽しみでした。 2カ月経ったころ再就職が決まり、張り切って仕事を始めました。でも、以前の会社のことを振り返ると、「なぜ自分があのような仕打ちを受けなくてはいけなかったのか」と悔しさがわいてきます。心の波立ちと格闘していた時、一緒に修行に参加している友人が、こんな気付きを話してくれました。 「私は、今まで厳しい母を恨んできました。でも、母との関係を振り返ってみると、母のおかげで、“しっかり者だね”言われる自分になれたと感謝できたんです」 ハッとしました。上司が一方的に悪いと恨んできましたが、何か自分にも反省すべき点があるのではないか」と思ったのです。 思い返せば、「バカを相手にしても仕方がない」というような傲慢な気持ちがどこかにありました。上司の側から見れば、そんな部下は「いなくなってほしい」というのが本音かもしれません。 さらに反省を深めていくと、私はいつも怒りの心や、周りの人を裁く思いがあったことに思い至りました。今までの数々の挫折も、自分のこうした傲慢さや裁き心が引き起こしたのではないかと気付いたのです。 週に1回、反省行に取り組むようになってからは、仕事の時も「あっ、今上司への怒りが出たな」など、自分の心の状態を冷静に見つめられるようになりました。 反省の威力を実感 ところが1年半後、さらに試練が降りかかりました。勤めていた会社から、突然解雇を言い渡されたのです。一瞬、目の前がクラッとしました。 以前の私なら、「どうしてオレが辞めさせられなきゃいけないんだ!」と怒りをぶちまけていたことでしょう。でも、驚くくらい冷静に受け止めることができたのです。 自分はまだ、「仕事が遅い」と部下を責めたり、上司をバカにする心が残っていて、煙たがられたのかも。これは、「もっと反省を深めて成長せよ」と、仏神が与えた試練かもしれないと思いました。 「分かりました。今までお世話になり、ありがとうございました」 そう笑いながら伝えたところ、私のあまりに穏やかな態度に上司も驚いたのか、 「本当にすまん。次の就職先が見つかるまで有給休暇扱いにするから」と、 あたたかい対処をしてくれたのです。 穏やかな心で過ごす喜び その1カ月後、私は以前の会社より給与や勤務条件のよいビル管理会社に再就職できました。現在は副所長という立場で、ビルの安全管理や環境保全の仕事を担当しています。 人間関係にも恵まれて、充実した毎日です。自分をここまで変えてくれた仏法真理の素晴らしさを伝えたいと、支部の伝道活動にも積極的に参加するようになりました。 反省を深めてから、仕事も人生も確実にステップアップしました。穏やかな心で過ごすことは、大きな価値を生むと実感しています。 人生を立て直すきっかけをくれた、「シニア・プラン21」での学びと、出会った法友たちに感謝の思いでいっぱいです。 この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第248号より転載し、編集を加えたものです。 仕事・成功,変化したことは?,月刊「幸福の科学」,未分類,研修・行事,逆境・スランプ 関連リンク シニア・プラン21 『太陽の法』 同じテーマの記事 私の仕事人生を劇的に変えた「10冊の本」 2016.06.17 M.Tさん(50代・男性・埼玉県) 28年前、幸福の科学の会員に 私が幸福の科学の会員になったのは28年前で、29歳のときでした。幸福の科学がスタートして3年目の時で、まず幸福の科学の月刊誌を読む「誌友会員」になり、そのあと規定冊数の10冊の本を読んでリポ… 続きを読む 同じテーマの記事 上司や取引先の態度が激変!――苛立ちには原因があった 2015.08.01 Fさん(30代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第24号より転載し、編集を加えたものです。 社長を務めた後の転職で苦労 私は大学卒業後、父が設立した会社の社長を務めていました。しかし、社長とはいえ個人経営だったため、組織につ… 続きを読む 同じテーマの記事 倒産からの復活――新しく立ち上げた会社で売上げ倍増 2015.07.04 Wさん(50代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第239号より転載し、編集を加えたものです。 「これで、倒産だ」 2001年のはじめ、私は一大決心して起業を決意しました。 そして、折からのエコロジーブームに乗り、環境保全機器… 続きを読む 同じテーマの記事 倒産の危機を乗り越えて――逆境を乗り越える力をくれた教え 2015.06.20 Uさん(50代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第259号より転載し、編集を加えたものです。 経営者となりスケールの大きな仕事をしたい 私は現在、ソフトウェアやシステム開発のサービスを提供する会社を経営しています。 大学卒業… 続きを読む 同じテーマの記事 どんな職場でもベストを尽くす姿勢が道を開いた 2015.05.29 Nさん(20代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第23号より転載し、編集を加えたものです。 厳しい就職の現実 就職先がない……。 私は、10月を過ぎても就職が決まらない現実に愕然としました。 当時、大学院でガンの治療法を研究… 続きを読む 同じテーマの記事 経営者の妻として――仏法真理の力で幸せを広げる企業に! 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2013.02.12 FAさん(20代・男性・東京都) 「起業力開発法」(※2013年2月10日(日)横浜正心館にて開催)を直接拝聴させていただきました。 今回は大川隆法総裁先生が大悟され、初説法をされてから2,000回という貴重な講演でした。 これだけ多くの講演をされるとい… 続きを読む 同じテーマの記事 インドと日本をつなぐ仕事をしたい! 2012.11.16 ダルメンドラさん(20代・男性・インド出身・福岡県在住) 2012 Happy Science 日本語スピーチコンテストで優勝を手にした、インド出身のダルメンドラ・クマルさん(約3年前に来日)。 スピーチのタイトルは「私の使命」。 みなさん、こんにちは。今日のスピーチのテーマは… 続きを読む 同じテーマの記事 この世とあの世を貫く成功 2012.10.03 Nさん(30代・女性・東京都) 幸福の科学は理想高く、志高く、チャレンジングです。 スケールが大きく、いつでもワールドワイド。 大川隆法総裁先生は、常に世界を見つめておられます。 若者たちに対して「世界に羽ばたけ」と叱咤激励してくださいます。 豊かさも… 続きを読む