自分の中にある長所を発見できた! 2013.10.31 Y・Kさん(20代・女性・群馬県) Tweet 私は、学生時代を通して、両親との葛藤があり、他人への恐怖心で苦しんでいました。 しかし、両親の離婚が転機となり、両親との関係を見つめ直し、自分に自信を取り戻すようになりました。 私の体験が、皆さまの参考になれば嬉しいです。 家でも学校でもつらい日々 私が家庭のことで悩み始めたのは、中学生の頃からでした。 親からは、人を責めるようなきつい言葉をいつも浴びせられていました。 家にいても楽しいと思える日が少なく、むしろ学校での授業のほうが楽しいと思えるぐらいでした。 とはいっても、学校ではいじめを受けていたので、毎日悲しい気持ちを抱えたままの生活で、私の心はどんどん追い詰められていきました。 「ヘルメス・エンゼルズ」の言葉を励みに 当時の私にとっての唯一の救いは、今も読み続けている「ヘルメス・エンゼルズ」という幸福の科学の機関誌でした。 この冊子に書いてあった、「誰も必要とされていない人はいない」ということを知ったときは、涙が出ました。 この言葉を励みに、クラスメイトが怖いと思っていながらも、学校は休むことなく通い続けました。 他人への恐怖心 しかし、高校、大学と進学するにつれて、私はだんだん人に対する恐怖心が強くなってしまい、うまく人と交わることができず、電車や学校の席などでは人の視線が気になるようになっていました。 親に対する恐怖心も強くなり、親から何かを言われると、なぜか怒りがとまらなくなったり、自分が本当に心の中で思っていることを言うことができなかったりして、自己嫌悪に陥ってしまいます。 あまり人を悪く思いたくない、という思いもあり、人との距離を置くようになっていたのだと思います。 いじめられていたときもやり返したりせず、両親とは、心のどこかで一線をおいて生活をしていました。 親子関係の壁は人生の問題集 大学を卒業したある日、幸福の科学の支部長と面談する機会がありました。 以前から支部長になら心を開くことができていたので、思い切って自分の本心を伝えてみることにしました。 すると、「親子関係の壁を突破することが、今のあなたの人生の問題集です」というアドバイスをいただきました。 それで、両親との葛藤を乗り越えたいと思うようになりましたが、すぐに解決できるわけではありません。 時には、あまりにもつらく、悲しくて涙がとまらなくなり、逃げたくなるときもありました。 自分は何も悪いことをしていないのに、どうしてこんな目に合わなければいけないのかと、環境を恨んでしまう気持ちもありました。 両親の離婚 そんな中、私の心を変える一大転機が訪れました。 両親の離婚が決まったのです。 離婚という事実を聞いたとき、あまりにも急だったので、私はショックを受け、初めて親の前で涙を流しました。 それと同時に、自分がどうしていいのかわからなくて、混乱してしまいました。 心を見つめたり落ち着かせるには、幸福の科学の精舎が一番だと思い、何泊か禅定宿泊(宿泊しながら精舎での時間を過ごすこと)に行くことにしました。 精舎では、館長さんや講師の方と面談をさせていただいたり、礼拝堂でお祈りをしたりして、自分の心を見つめる時間を過ごしました。 面談では、「今のあなたにできることは、最高の自己を差し出すことです」と教えていただきました。 抑え込んでいた父への気持ち 自分にできることは何か、最高の自己を差し出すとはどういうことだろうかと自分なりに考えたときに、ふと、両親に手紙を書いて渡そうと思いました。 ノート数枚の紙っぺらかもしれないけど、自分の思いを伝えようと決意したのです。 以前、「両親に対する反省と感謝」の研修を受けたときにも、手紙を書く機会はありましたが、そのときはまったく書けませんでした。 しかし今回、礼拝堂で自分の心を落ち着かせながら紙に向かっていると、手紙を書くことができたのです。 抑え込んでいた父への気持ち 手紙を書きながら、それまで抑え込んでいた感情のようなものがこみ上げてきました。 礼拝堂で瞑想しているときにも、心の叫びのようなものが出てきたのです。 それは特に、父親に対する思いでした。 父は無神論者で、幸福の科学や幸福実現党の話をしても、その内容を信じることができない様子でした。 瞑想していると、まず、主エル・カンターレへの謝罪の思いが出てきました。 「お父さんを幸福の科学に導くことができず、ごめんなさい」という声が、心の中から聞こえてきました。 そして次に、父に対するお願い事のような思いが出てきました。 「お父さん、お願いだから幸福の科学を否定するのをもうやめて」と、泣きながら叫んでいる声が聞こえたような感覚がしました。 さらに瞑想を深めていく中で、仏の子としての両親の姿が見えてきて、これを機に、両親を許そうと思えるようになりました。 両親に幸せになってほしい 手紙を書き終え、両親に渡したところ、両親は喜んでくれました。 まだ家の中では荒々しい言葉が飛び交うこともありますが、以前より気にならなくなりました。 私は、自分にできることをやり遂げたという自信がついたのか、以前ほど、両親が怖いと思うことがなくなりました。 振り返ってみると、自分は両親が怖いと思っていたけれども、両親に幸せになってほしいと願う気持ちも、ずっと持っていたことに気づいたのです。 その気持ちに気づいて、自分にも素晴らしいところがあると思えるようになりました。 自分の中にある長所に気づく 私は、両親の離婚をきっかけに、両親に対する見方が変わり、自分の中にある長所を改めて発見することができたと感じています。 両親と普通に会話することができるようになったし、自己嫌悪になることも少なくなり、自分に自信が持てるようになりました。 少しずつですが、自分を好きになることができるようになってきました。 この体験を読んでいただきありがとうございました。 少しでも参考になれれば嬉しいです。 人間関係,変化したことは?,学生・青年,研修・行事,親子関係 関連リンク 幸福の科学 精舎 同じテーマの記事 ご近所づきあいに負けず、娘のいじめを円満解決 2016.03.22 この記事は毎月発刊の機関誌「ヘルメス・エンゼルズ」第144号より転載し、編集を加えたものです。 娘(F)からの告白 長女のFが小学校2年生になってしばらく経った頃、毎日一緒に学校に通っているお隣のA子ちゃんとの関係がうま… 続きを読む 同じテーマの記事 私に気付きを与えてくれた真理の言葉 2016.02.20 本記事は「2015 HAPPY SCIENCE 全世界日本語スピーチ発表会」より、Geoffrey Faun Weng Foong (ジェフリー)さんのスピーチです。スピーチタイトルは、「私に気付きを与えてくれた真理の言… 続きを読む 同じテーマの記事 上司や取引先の態度が激変!――苛立ちには原因があった 2015.08.01 Fさん(30代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第24号より転載し、編集を加えたものです。 社長を務めた後の転職で苦労 私は大学卒業後、父が設立した会社の社長を務めていました。しかし、社長とはいえ個人経営だったため、組織につ… 続きを読む 同じテーマの記事 酒乱の義父が穏やかに――つらかった同居生活もHappyに! 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