ご近所づきあいに負けず、娘のいじめを円満解決 2016.03.22 Tweet この記事は毎月発刊の機関誌「ヘルメス・エンゼルズ」第144号より転載し、編集を加えたものです。 娘(F)からの告白 長女のFが小学校2年生になってしばらく経った頃、毎日一緒に学校に通っているお隣のA子ちゃんとの関係がうまくいっていないと聞きました。 無視されたり、仲間はずれにされたり、「あっち行け!」と怒鳴られることもあると言うのです。 私は、それを「いじめ」とは思いたくなかったし、ご近所づきあいのことも気になり、しばらく様子を見ることにしました。 担任の対応に期待したけれど… ところが、次第にFの様子がおかしくなってきたのです。元気がなくなり、口数も減り、夜中に泣きながらうなされて寝言を言うように――。 私は、主人と相談して担任の先生にいじめの現状を訴えることにしました。私達は幸福の科学で、いじめから子どもを守るためには、「いじめに関する詳細な記録をとっておく必要がある」と教えてもらっています。 今までFがされてきたことを細かく書き出し、2学期の終わり頃、担任の先生にそれを渡したのです。 結果は、子ども同士の話し合いの場を設けただけでした。 幸福の科学では、問題が起きたとしても、そこから何を学ぶかが大事であると教えられています。 (いじめる側がもちろん悪いけど、私やFに何か学ぶべきことがあるのかもしれない)。 私はこの頃はまだ、それを見つけることで解決できるのではないかと思っていました。 勇気をふりしぼって ところが、状況はそんなに甘くはありませんでした。 なんと親友のB子ちゃんまでもが、「Fちゃんとは遊べない」とA子ちゃんに荷担するようになってしまったのです。 Fはご飯が食べられなくなって、学習意欲も低下し、たまにお漏らしをするようになりました。 近所づきあいなど世間体を気にして、相手の子に注意もせず、娘に辛い思いをさせていた自分自身に腹が立ってきました。 (娘のために勇気を出さなければ――)。 私は娘を連れて、まずB子ちゃんの家に行きました。 これまでのことをありのままに話すと、B子ちゃんは、その日のうちに手紙を持って謝りに来てくれました。 「私達は天使を育てているんです!」 そして次に、意を決して、お隣に行きました。 娘が辛い目にあっているので、こうしたことが二度と起きないよう注意していただきたいとお願いしました。 ところが――。 「うちの子が、そんなことするはずありません。」 A子ちゃんのお母さんは、まったく聞いてくれません。 「今のままのA子ちゃんでは、いつか逆にいじめられる子になってしまうかもしれません。子どもはみんな天使なんですよ」 私は、子どもの魂の大切さを真剣に何度も何度も伝えました。 すると、A子ちゃんのお母さんの張り詰めていた様子が変わっていくのを感じました。 「…うちの子がいじめをしているなんて知りませんでした。誰も教えてくれなくて…」。 そして「このままワガママに育っていたら、大変でした。教えてくれてありがとう。そしてごめんなさい」と言ってくれたのです。 いじめを通して一回り成長 その後、FとA子ちゃんは仲良く学校に通い、一緒に遊んだり、いい関係が続いています。お隣とも良好です。 いじめはとても辛い経験でしたが、私達家族は信仰という強い絆のもとに、いじめに立ち向かうことができました。 そして、私達夫婦もFも一回り成長できたのだと思います。 これから先も、天使を育てる母として頑張っていきたいと思います。 この記事は毎月発刊の機関誌「ヘルメス・エンゼルズ」第144号より転載し、編集を加えたものです。 いじめ・不登校,人間関係,月刊「ヘルメス・エンゼルス」 同じテーマの記事 いじめを完全解決に導いた「悪霊撃退祈願」 2015.07.17 Hさん(20代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第40号より転載し、編集を加えたものです。 いじめグループのいる重苦しい教室 私が中学2年の時のことでした。女子生徒の間で、ターゲットが次々と変わっていく陰湿ないじめが始まり、… 続きを読む 同じテーマの記事 息子を支えた「ネバー・マインド」(幸福の科学の不登校児支援スクール) 2014.11.07 Tさん(30代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第255号より転載し、編集を加えたものです。 不登校児支援スクール「ネバー・マインド」 幸福の科学では、不登校の親子を支援するため、フリースクール「ネバー・マインド」を開設して… 続きを読む 同じテーマの記事 高校生のいじめを親と教師で解決 2014.07.02 Sさん(40代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第242号より転載し、編集を加えたものです。 長男の心の叫び 数年前のある日曜日。居間でくつろいでいると、「お父さん、ちょっと相談が……」と高校1年の長男が来ました。顔には精気… 続きを読む 同じテーマの記事 いじめを乗り越えて 2014.05.16 Iさん(10代・女性) 中学・高校時代にいじめを経験しました。 私の通う学校は荒れていて、強い女の子から目をつけられた私はいじめられるようになり、知らない子からも「死ね」と言われていました。 そのころの私はネガティブで人としゃべられなくなってい… 続きを読む 同じテーマの記事 不登校だった僕がクラスのリーダーに! 2014.04.30 (幸福の科学学園・関西校 中学2年生男子) この記事は、毎月発刊の機関誌「ヘルメス・エンゼルズ」第218号より転載し、編集を加えたものです。 以前通っていた中学校の雰囲気が合わず、中1の時、学校に行けなくなってしまいました。 でも、「幸福の科学学園でなら変われるか… 続きを読む 同じテーマの記事 NEVER GIVE UPの精神が私を成長させた! 2013.12.20 Kanaさん(20代・女性) この記事は、毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第121号より転載し、編集を加えたものです。 最初のアメリカ留学でまさかの事態に 私が初めて留学をしたのは、高校2年生の8月のことです。約1年間、アメリカ・ウィスコンシン州… 続きを読む 同じテーマの記事 いじめに負けない! 幸福の科学の教えを信じて耐え抜いた娘 2013.11.30 Tママ(女性) この記事は、月刊「ヘルメス・エンゼルズ」第133号より転載し、編集を加えたものです。 駅の駐輪場での出来事 娘のTがいじめに遭っていると私が知ったのは、最初のいじめがあってから半年も経った頃でした。その間、娘は一人でい… 続きを読む 同じテーマの記事 いじめ、不登校、非行……私が立ち直るまで 2013.11.30 Mさん(20代・女性) この記事は、隔月発刊の「ザ・伝道」第120号より転載し、編集を加えたものです。 私はいま一児の母です。10代のとき、私は不登校や非行など荒れた生活をしていました。そんな私が、立ち直ることができたのは、仏法真理と家族の励… 続きを読む 同じテーマの記事 不登校の経験は、かけがえのない宝物。 2013.10.08 Yさん(10代・女性) この記事は、毎月発刊の「ヤング・ブッダ」第19号より転載し、編集を加えたものです。 みんなの前で叱られたショック 「何で宿題をやってこなかったの」 小学5年の2学期の初めごろ、私は夏休みの宿題を出せず、クラスのみんなの前… 続きを読む 同じテーマの記事 娘の不登校の危機を乗り越えた体験談 2013.10.03 Sunさん(女性) この記事は、毎月発刊の「ヘルメス・エンゼルズ」第117号より転載し、編集を加えたものです。 「学校に行きたくない」「行きたくても行けない」――。 もしも、わが子がある日突然、不登校になってしまったら……。 今回は、子ども… 続きを読む 同じテーマの記事 「いじめ」をなくすキーワード 2013.05.24 Mさん(50代・女性・東京都) 『太陽の法』に出会って 幸福の科学の教えに出会ったのは、結婚して5年ほど経った頃でした。 独身時代は商社勤めで、朝早くから夜遅くまで働く日々でしたが、楽しい仕事に生きがいを感じていました。 ところが、結婚して専業主婦にな… 続きを読む 同じテーマの記事 「何があっても大丈夫!」逆境をバネに 2013.03.28 みさきさん(10代・女性・東京都) 小学5年で自宅に引きこもり、自殺を考える日々 父と母が昔から幸福の科学の会員でした。 私も幼い頃に入会していましたが、当時は信じていませんでした。「こうあるべき」という気持ちが自分を縛っている感じがして嫌だったのです。 … 続きを読む 同じテーマの記事 不登校を乗り越えて 2012.10.04 たいしょうさん(10代・男性・東京都) 自分が不登校になった理由は、小学校~中学校のイジメが原因でした。 当時の心の状態は、不幸を愛している傾向にありました。 常に自分が悲劇の主人公の様にしており、自己イメージも相当低く、毎日が本当に辛かったです。 しかしある… 続きを読む 同じテーマの記事 私は、信仰心で変わった 2012.10.03 まゆこさん(10代・女性・東京都) 自分が不登校になった時は、自律神経の病気で、家の周りを歩くのも困難でした。 その時の心の中は、常に不安や恐怖心、自己憐憫(じこれんびん)などがいっぱいで、いつも最悪な自分をイメージしていて、何かやろうという意欲は、全く起… 続きを読む