「いじめ」をなくすキーワード 2013.05.24 Mさん(50代・女性・東京都) Tweet 『太陽の法』に出会って 幸福の科学の教えに出会ったのは、結婚して5年ほど経った頃でした。 独身時代は商社勤めで、朝早くから夜遅くまで働く日々でしたが、楽しい仕事に生きがいを感じていました。 ところが、結婚して専業主婦になると、とたんに静かな時間ができました。 テレビからはいろんな情報が流れてきて、当時は「女性の自立について」というテーマがよく話題になっていました。 そんな環境の中で「本当の幸福ってなんだろう」「みんな当たり前のように人生を歩んでいるけど、人って、何のために生きるのかな。この先はどうなるんだろう」と、ふと考えはじめていました。 そうして出会ったのが『太陽の法』という一冊の本でした。 そこには、「与えるために生まれてきた」と書いてあり、衝撃を受けました。 自分の人生を振り返ると、「人から与えられるばっかりの人生で、与えてこなかったなぁ」と気づいたのです。 それ以来、今でも変わらず、「与える」という教えが心から離れることはありません。 幸福の科学の教えに出会っていなかったら、きっと毎日「夕飯何にしようかな」とか「老後はどうなるんだろう」などと自分の生活のことばかりを考えて、不安になったり、孤独な気持ちになったりしていたと思います。また、世の中のいろんな情報に流されたり、テレビで言われていることを鵜呑みにして、迷ったり揺れたりしていたと思います。 東日本大震災で起きた2つの奇跡 私は6年前から、ある市民団体で「いじめ」を防止する活動をしており、小学校や中学校の生徒たちにお話をすることがあります。 そこで子供たちに、「なぜいじめてはいけないのか」ということをお話しているのですが、そのキーワードも、実は、「与える」ということなんです。 2011年に震災があった時の話です。たくさんの子供たちが命を失った中で、誰一人亡くならなかった学校があります。 そこでは、災害の防止教育として「『自分は人のために何ができるか』ということを考えて行動する訓練」を、普段から子供たちにしていたのだそうです。 その結果、みんなが「自分たちに何ができるか」を考えて行動する人になり、震災での被害者をゼロにすることができたのです。 また、ある中学校で、被災した子供たちを集めて卒業式を行ったときの話です。 ジャージ姿の子供たちを講堂に集めて、ようやく開いた卒業式でした。その中には親を亡くした子や、おじいちゃんを亡くした子、兄弟を失くした子もいました。そんな子供たちに、校長先生は、こうお話しされたそうです。 「今私たちは、全国のみなさんから、支援をしていただいています。たくさん与えてもらっています。でもこういう時にこそ、自分には何ができるのかを考えて、行動する人になりましょう」 すると、それを聞いた子供たちは、町に出て、被災した年配の方々のお食事のボランティアをしたり、介護のボランティアをしはじめたのです。 この2つのエピソードの根底に流れているのは、人のために生きること、「与える」っていうことなんですね。 「与える」ところに「いじめ」はない 相手のことを大切に思い、自分に何ができるかを考える、この「与える」という行為ができている子供たちは、いじめをしません。 とても簡単なキーワードですが、普通に生活していただけでは、生まれてこない行為や思いではないでしょうか。 今、いじめで心が傷ついて、その結果学校に行けなくなったり、自分で自分の命を断つ子供たちがあとを絶ちません。 私は講演のときには必ず「将来の夢は何?」って聞くんです。そうすると、小学校1年生から中学校3年生まで、みんな同じように目をキラキラ輝かせて答えてくれるんです。子供たちが一番輝く瞬間なんですね。 そこで、次のように伝えます。 「夢が描けるのは、実はみんなの心が元気だからなんだよ。いじめられた子は、心が壊れてしまって、夢を描く心の力がなくなってしまうの。だから、いじめてはいけないよ。自分の夢が大切なように、友だちの夢も、大切にしようね。 もしいじめられている子をみたら、その子のために何ができるのかを考えて、やさしい言葉をかけたり、励ましてあげたり、そういう勇気のある優しい子になろうね」 そうお話すると、どの年齢の子でも、表現は違っても「わかりました!」と答えてくれるんです。根底に流れているものは同じなんですね。 子供たちがくれたたくさんの感想文には、「絶対いじめはよくないと思いました」「人の命は大切だと思いました」「僕も優しい人になりたいと思いました」「与える人になろうと思いました」などと書かれています。 人の心には、本当に「仏性(仏と同じ性質)」という素晴らしいダイヤモンドがあって、誰しも「与える」ということができるのです。そうして心が輝いていくと、本当に世の中が幸福になっていくし、みんなが与えるっていう行為ができれば、いじめをなくすこともできるんです。 「与える」って、シンプルだけど、世界を幸福にできるキーワードなんだって、最近つくづく思っています。 素晴らしい教えに出会えて、幸福です。 いじめ・不登校,どこで何をしているの?,どんな教えなの?,人間関係,変化したことは?,学生・青年 関連リンク 『太陽の法ーエル・カンターレへの道ー』 同じテーマの記事 ご近所づきあいに負けず、娘のいじめを円満解決 2016.03.22 この記事は毎月発刊の機関誌「ヘルメス・エンゼルズ」第144号より転載し、編集を加えたものです。 娘(F)からの告白 長女のFが小学校2年生になってしばらく経った頃、毎日一緒に学校に通っているお隣のA子ちゃんとの関係がうま… 続きを読む 同じテーマの記事 いじめを完全解決に導いた「悪霊撃退祈願」 2015.07.17 Hさん(20代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第40号より転載し、編集を加えたものです。 いじめグループのいる重苦しい教室 私が中学2年の時のことでした。女子生徒の間で、ターゲットが次々と変わっていく陰湿ないじめが始まり、… 続きを読む 同じテーマの記事 息子を支えた「ネバー・マインド」(幸福の科学の不登校児支援スクール) 2014.11.07 Tさん(30代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第255号より転載し、編集を加えたものです。 不登校児支援スクール「ネバー・マインド」 幸福の科学では、不登校の親子を支援するため、フリースクール「ネバー・マインド」を開設して… 続きを読む 同じテーマの記事 高校生のいじめを親と教師で解決 2014.07.02 Sさん(40代・男性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第242号より転載し、編集を加えたものです。 長男の心の叫び 数年前のある日曜日。居間でくつろいでいると、「お父さん、ちょっと相談が……」と高校1年の長男が来ました。顔には精気… 続きを読む 同じテーマの記事 いじめを乗り越えて 2014.05.16 Iさん(10代・女性) 中学・高校時代にいじめを経験しました。 私の通う学校は荒れていて、強い女の子から目をつけられた私はいじめられるようになり、知らない子からも「死ね」と言われていました。 そのころの私はネガティブで人としゃべられなくなってい… 続きを読む 同じテーマの記事 不登校だった僕がクラスのリーダーに! 2014.04.30 (幸福の科学学園・関西校 中学2年生男子) この記事は、毎月発刊の機関誌「ヘルメス・エンゼルズ」第218号より転載し、編集を加えたものです。 以前通っていた中学校の雰囲気が合わず、中1の時、学校に行けなくなってしまいました。 でも、「幸福の科学学園でなら変われるか… 続きを読む 同じテーマの記事 NEVER GIVE UPの精神が私を成長させた! 2013.12.20 Kanaさん(20代・女性) この記事は、毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第121号より転載し、編集を加えたものです。 最初のアメリカ留学でまさかの事態に 私が初めて留学をしたのは、高校2年生の8月のことです。約1年間、アメリカ・ウィスコンシン州… 続きを読む 同じテーマの記事 いじめに負けない! 幸福の科学の教えを信じて耐え抜いた娘 2013.11.30 Tママ(女性) この記事は、月刊「ヘルメス・エンゼルズ」第133号より転載し、編集を加えたものです。 駅の駐輪場での出来事 娘のTがいじめに遭っていると私が知ったのは、最初のいじめがあってから半年も経った頃でした。その間、娘は一人でい… 続きを読む 同じテーマの記事 いじめ、不登校、非行……私が立ち直るまで 2013.11.30 Mさん(20代・女性) この記事は、隔月発刊の「ザ・伝道」第120号より転載し、編集を加えたものです。 私はいま一児の母です。10代のとき、私は不登校や非行など荒れた生活をしていました。そんな私が、立ち直ることができたのは、仏法真理と家族の励… 続きを読む 同じテーマの記事 不登校の経験は、かけがえのない宝物。 2013.10.08 Yさん(10代・女性) この記事は、毎月発刊の「ヤング・ブッダ」第19号より転載し、編集を加えたものです。 みんなの前で叱られたショック 「何で宿題をやってこなかったの」 小学5年の2学期の初めごろ、私は夏休みの宿題を出せず、クラスのみんなの前… 続きを読む 同じテーマの記事 娘の不登校の危機を乗り越えた体験談 2013.10.03 Sunさん(女性) この記事は、毎月発刊の「ヘルメス・エンゼルズ」第117号より転載し、編集を加えたものです。 「学校に行きたくない」「行きたくても行けない」――。 もしも、わが子がある日突然、不登校になってしまったら……。 今回は、子ども… 続きを読む 同じテーマの記事 「何があっても大丈夫!」逆境をバネに 2013.03.28 みさきさん(10代・女性・東京都) 小学5年で自宅に引きこもり、自殺を考える日々 父と母が昔から幸福の科学の会員でした。 私も幼い頃に入会していましたが、当時は信じていませんでした。「こうあるべき」という気持ちが自分を縛っている感じがして嫌だったのです。 … 続きを読む 同じテーマの記事 不登校を乗り越えて 2012.10.04 たいしょうさん(10代・男性・東京都) 自分が不登校になった理由は、小学校~中学校のイジメが原因でした。 当時の心の状態は、不幸を愛している傾向にありました。 常に自分が悲劇の主人公の様にしており、自己イメージも相当低く、毎日が本当に辛かったです。 しかしある… 続きを読む 同じテーマの記事 私は、信仰心で変わった 2012.10.03 まゆこさん(10代・女性・東京都) 自分が不登校になった時は、自律神経の病気で、家の周りを歩くのも困難でした。 その時の心の中は、常に不安や恐怖心、自己憐憫(じこれんびん)などがいっぱいで、いつも最悪な自分をイメージしていて、何かやろうという意欲は、全く起… 続きを読む