祖国に仏の光を! ネパール人の間で広がる幸福の科学 2013.12.11 20代・男性・愛知県 Tweet この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第237号より転載し、編集を加えたものです。 国籍豊かに70人以上が集う支部 ナマステ(コンニチハ)! ネパールからやってきたRです。私は1年前に幸福の科学の信仰に出会いました。以来毎日、友人に伝道しています。今、私のいる愛知県のT支部では、日本人の信者以外にも、ネパール人、モンゴル人、イラン人、ブラジル人、インド人など、70人を超える海外の仲間が集っています。日本の信者の皆さんがいつも温かく接してくださるので、支部はまるでわが家のようです。 偉大な仏陀の力 ネパールの人々は、家族や仲間をとても大切にします。日本で暮らすネパール人社会には、強いネットワークがあり、良い噂も悪い噂もすぐに広がっていきます。その中で、幸福の科学の信仰が、今どんどん広がっていて、毎日毎日、誰かがどこかで目覚め、再誕の仏陀に帰依しています。 私たちは日本の方からよくこんな質問をされます。「どうして仏陀の再誕を信じることができたのですか?」と。でも逆に私は思うんです。「なぜ日本の方はなかなか信じようとはしないんですか」と。 大川先生は、すでに膨大な経典を編まれています。それらはすべて、大川先生の説法がもとになっています。何も原稿を見ず、天からの啓示でなされた説法が、そのまま経典になるなんて、とても普通の人間にできるはずもありません。これ一つをとってみても、偉大な仏陀の力の証明ではないかと思うのです。 学校問題に衛生問題…… さて、ネパールのことを理解していただくためにも、少し、私の故郷の話をしたいと思います。ネパールは北海道の約2倍の国土に、約2,500万人が暮らしています。ヒマラヤの山々で知られる通り、国土の約8割が険しい山岳地帯です。経済開発も遅れ、国民の約9割が農業に従事しています。政情が不安定な上に、人々の暮らしぶりも貧しく、さまざまな問題を抱えています。 例えば、教育の問題です。学校数が圧倒的に不足しているばかりでなく、貧しくて子供を学校にやれない家も多く、ストリートチルドレンも年々増えています。私は来日前、国際的な支援活動を行うNGOで働いていたのですが、海外から届けられたネパールの子供たちへの支援物資を配りながら、やりきれない思いを抱えていました。 また、衛生問題もあります。首都のカトマンズであっても上下水道が完備されていません。毎日、川などに水を汲みに行くのが女性の仕事になっているほどです。仕事もあまり無いので、海外へ出稼ぎに行く人もいます。しかし日本への渡航費だけで平均年収の数年分。大部分の人は、貧しい暮らしに耐えています。 家族の生活のために 私も数年前、仕事を求めて来日しました。父の定年で、長男の私が家族の生活を支えねばならなくなったのです。当時は、妹もまだ大学生で、学費がかかる頃でした。ネパール国内では適当な仕事が見つかりません。寂しさもありましたが、祖国を離れる決意をしました。 もともと、日本に対しては良い印象を持っていました。わが家では、長年ホームステイのホストファミリーをしていたのですが、日本人は誠実な方ばかりだったからです。そして、知人の紹介で愛知県の機械メーカーで仕事を始めました。 仏陀のお寺へ ある年の夏。部屋をシェアしていたAさんが持っていた一冊の本に目が留まりました。『釈迦の本心』というタイトルです。聞けば、同僚のSさんという男性から献本され、勉強していると言います。私は、仏教の信仰篤い両親のもとで育ちました。母に連れられて週に何度も近所の寺院に行き、家では仏陀を祭っているデウタ(祭壇)に礼拝していました。仏陀は私にとって、とても身近な存在だったのです。 私はAさんから、「仏陀のお寺に行きませんか」と誘われました。着いた場所は中部正心館。御本尊の像が、ルンビニーの仏陀像にそっくりでした。驚いていると、講師の人が仏陀のお話をしてくださいました。 「ご存知でしたか。日本に仏陀が再誕されているんですよ。それが大川隆法総裁先生なんです」 「あのルンビニーで生まれられた仏陀が!」 ネパールでは転生輪廻が人々の間で深く信じられています。たとえば、今は父と息子であっても来世は逆になることもある、家族で入れ替わったりする、という風に。大川先生のお写真を拝見させていただいた私は、尊さに思わず合掌していました。 「私は仏陀に帰依します。私は法に帰依します。私は僧に帰依します」 再誕の仏陀のもとで三帰誓願(※)ができた感激は、今でも忘れられません。 (※)三帰誓願とは、仏(仏陀=大川隆法総裁)・法(仏の説く教え)・僧(仏弟子の集う集団とそのルール)の三宝に帰依することを誓うことです。 ネパールが待っていた教え 例えようもない嬉しさに満たされて、私は伝道を始めました。毎日、仕事が終わると日本中にいるネパールの友人たちに電話を掛けます。 「2600年前、ルンビニーで生まれた仏陀が、今、日本で再誕されているんだ!」 私の周りで一人、また一人とネパール人の仏弟子が誕生していきました。幸福の科学の基本教義には、「RIGHT MIND」(正しき心の探究)と「愛」「知」「反省」「発展」があります。特にこの「発展」の教えこそ、アジアの最貧国として苦しむネパールに必要だと心底感じています。この教えがあればネパールは生まれ変わることができる、そう信じています。 三帰誓願のために来日した姉妹 幸福の科学の話を故郷の家族に話すと、「お前はいい信仰を持った。いい道に入った」と両親も心から祝福してくれました。私が三帰誓願した2カ月後には、姉のRが来日して入信。その後、ポカラの小学校で教師をしている妹のSも「幸福の科学の本を揃えたい。仏陀の教えを子供たちに伝えたい」と、夏休みを利用して来日しました。 妹が滞在中の2週間の間には、きょうだい3人で総本山をはじめ、5つの精舎を巡って参拝しました。仏陀の光を思いっきり浴び続けた、幸せなひとときでした。 祖国ネパールの役に立ちたい 来日した当初は、自分の家族の幸せを考えるだけで精一杯の私でしたが、今は祖国の役に立つ人間になりたい、と強く願うようになりました。かつてNGOで働いていたとき、貧しいネパールの人々の将来を憂え、自らもまた不安を抱えていました。そして、生活のために祖国を離れ、将来への希望さえ失いかけていた自分の心に、ついに仏の光が差し込んできたのです。 今、私には、ネパールに仏の光を広げるという大きな目標があります。夢はネパールに幸福の科学の支部をつくることです。祖国のすみずみにまで仏の光がゆき渡り、悲願の平和がもたされますように。毎日そう願いながら、今日も伝道を続けています。 この記事は、毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第237号より転載し、編集を加えたものです。 どうして信じているの?,信仰との出会い,月刊「幸福の科学」 関連リンク 『釈迦の本心』 同じテーマの記事 愛によるコミュニケーション 2017.03.18 こんにちは。 私は、ベロニカ・ウィリアムスと申します。アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコから参りました。よろしくお願いいたします。今日は、コミュニケーションについて、話したいと思います。それは、世の中で、大切なこ… 続きを読む 同じテーマの記事 人間が生きる目的 2017.03.18 皆さん、こんにちは。ネパールから来たサビンと申します。今日はエル・カンターレの教えによって私の人生観が変わってきたことについて発表をさせていただきます。 最初に、皆さんに一つ質問があります。この地球にいる人間の「生きる目… 続きを読む 同じテーマの記事 主エル・カンターレからの光と慈悲 2017.03.18 みなさん、こんにちは。 はじめまして、リンです。どうぞよろしくお願いします。私は、インド系のタイ人です。10月に王様が崩御されました。今日は王様への感謝もこめてスピーチをします。 私は小さい時から、守護霊がいることや、霊… 続きを読む 同じテーマの記事 生きている神さま、主エル・カンターレと同じ時代に生きられる奇跡 2017.03.18 みなさん、こんにちは。ビンセントと申します。西アフリカのベナンから今年の4月、日本にまいりました。ベナンは赤道と、北回帰線の間にあります。 私は6歳のころから、「日本へ来てください」という夢をよく見ていました。でもどうし… 続きを読む 同じテーマの記事 疑問の世界から、答えの世界へ 2017.03.18 こんにちは、私の名前は、ホセ・トニー・ゴンザレスです。ニューヨークから来ました。 今日は、皆さんに私の心の旅の話をしたいと思います。私がこれまで宗教に対してもっていた疑問と、その結果についてのお話です。 私は’… 続きを読む 同じテーマの記事 幸福の科学とはつながっていたいと思った――ネット入会者の声 2016.07.05 S.Hさん(男性) きっかけは「天使のモーニングコール」 僕が幸福の科学と出会ったきっかけは、天使のモーニングコール(幸福の科学のラジオ番組)を聴いていたことでした。地元の商店街に幸福の科学の支部があって、あるとき、支部のイベントに参加して… 続きを読む 同じテーマの記事 私に気付きを与えてくれた真理の言葉 2016.02.20 本記事は「2015 HAPPY SCIENCE 全世界日本語スピーチ発表会」より、Geoffrey Faun Weng Foong (ジェフリー)さんのスピーチです。スピーチタイトルは、「私に気付きを与えてくれた真理の言… 続きを読む 同じテーマの記事 主エル・カンターレは、いつもそばにいる 2016.02.20 本記事は「2015 HAPPY SCIENCE 全世界日本語スピーチ発表会」より、Nutthawan Sirikun (ひとみ)さんのスピーチです。スピーチタイトルは、「主エル・カンターレは、いつもそばにいる」。 こんに… 続きを読む 同じテーマの記事 生きる意味がわかった! 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