自殺を考えるほどの失恋を乗り越えて 2015.02.24 Mさん(20代・女性) Tweet この記事は毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第38号より転載し、編集を加えたものです。 失恋のショック 私が失恋をしたのは、大学2年の冬のことです。相手は高校時代に知り合った同い年の男の子で、お互いが大学生になった年の夏、彼から告白されて、お付き合いが始まりました。 お互いに「いつか結婚したい」と思っていて、「最初の子は女の子がいいね」とか「どんな名前がいいかな」とか、話し合うこともありました。 彼は、もともと気持ちの浮き沈みが激しい人だったのですが、それがエスカレートしてきたのは、付き合い始めて1年くらいしてからです。彼はお酒をかなり飲むようになり、怒鳴り散らして私に暴力を振るうこともありました。それでも、私は、「この人は私がいないとダメなんだ」と思って耐えました。 そんな状態が続いたある日、彼から「他に好きな人ができた」と言われました。ショックでした。その人は社会人で、私より優しくて彼の話をきちんと聞いてくれるのだそうです。 自殺を思い立って…… 結局、彼とは別れましたが、食事もノドを通らず、眠れない日が続きました。1カ月ほど経ったある日、「もう、死のう」と思った時、ふっと「死ぬ前にNさんに挨拶しなきゃ」と思い立ちました。Nさんは、私が幸福の科学でお世話になっていた優しい年配女性です。 私はNさんのご自宅に電話をしました。何をどう話したか、よく覚えていませんが、私が彼にフラれたことを話すと、Nさんは優しく笑って、こう言ってくれました。 「そうかい。それはよかったねぇ。Mちゃんは、いい経験をした。人は悲しいことをたくさん乗り越えて、優しくなっていくんだよ。Mちゃんは仏の子だ。大丈夫、大丈夫」 Nさんは、若い時にご主人を亡くされ、女手ひとつで育てた息子さんにも先立たれ、たくさんの苦しみ、悲しみを乗り越えてきた人です。その言葉には重みがありました。 温かい光が射してきた Nさんの話を聞いているうちに、心を覆っていた何かがパリンと割れて、温かい光が射してきたように感じました。「そう。私は仏の子なんだから、大丈夫!」と、自殺を思い止まることができたのです。 「苦しみや悲しみと見えるもの、試練と見えるもののなかに、実は仏神との出会いがあるのです」と、『幸福の原点』に説かれています。 私にとってもまさにその通りで、この失恋をきっかけに、支部や学生部の活動に積極的に取り組むようになりました。2年前に帰天されたNさんには、今も感謝の気持ちでいっぱいです。 この記事は毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第38号より転載し、編集を加えたものです。 恋愛・失恋・恋人,月刊「ヤング・ブッダ」,自殺・鬱(ウツ) 関連リンク 幸福の科学機関誌 月刊「ヤング・ブッダ」 『幸福の法』 『恋愛学・恋愛失敗学入門』 同じテーマの記事 社内恋愛の失敗を引きずっていた私――彼の気持ちがわかるようになった 2015.05.01 Iさん(20代・女性) この記事は毎月発刊の機関誌月刊「幸福の科学」第227号より転載し、編集を加えたものです。 死んでしまえたらどんなに楽だろうと思った 私が幸福の科学に入信したきっかけは、失恋でした。 別れた彼とは社内恋愛でした。短大を卒業… 続きを読む 同じテーマの記事 アルコール依存症、幻聴から人生立て直すことができた 2014.04.27 Tさん(男性・40代) この記事は、隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第129号より転載し、編集を加えたものです。 アルコール依存症 「Tくん……君、アル中やで」 今から10年以上前のことです。ある日、職場の同僚がしんみりとした口調で忠告してくれまし… 続きを読む